コミッショニングレターVol.18 No.11(11月号)
2021/11/05掲載
2021年度 CxPE研修会案内
当協会では、コミッショニングの社会的な普及を目的とした活動の一環として、性能検証技術者資格試験制度・登録制度に基づくCxPE(性能検証技術者)の資格登録を行ってきており、現在までに、11回の研修会を実施し99名の方が資格登録者となられています。
今年度は、下記の要領で資格試験を含む研修会を実施いたします。皆様におかれましては、この機会に奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。
資格要件等詳細については、下の資格要件のリンクをご参照ください。
http://www.bsca.or.jp/event/?p=1491
■イベント概要
開催日程 2022年1月21日(金)~2022年1月22日(土)
開催場所 ビジョンセンター東京有楽町 B+C(東京都中央区銀座1丁目6-2 銀座Aビル3階)
定員 15名(先着順)
参加費(会員) 個人正会員60,000円(*賛助会員枠はございません)
参加費(一般) 80,000円
申し込み締切り 2021年11月12日(金)
主催 建築設備コミッショニング協会
講演会、シンポジウム開催案内
◆―2021年度BSCAシンポジウムin関西―
建築設備コミッショニング協会(BSCA)ではコミッショニング(Cx)の標準化と普及を目的とし、数々の先導的Cx事業に携わってきました。今年度は「コミッショニングの推進を目指して-2021年度BSCAシンポジウムin関西」と題して建築設備コミッショニング協会のCxPEが携わったCxプロジェクトの発注者(建物オーナー)、CMT、設計者、運転管理者からCxの意義・効果・成果などを講演頂きます。
□開催日時 : 2021年11月26日(金)
□開催時間 : 13:30~17:00
□開催場所 : メルパルク京都 宴会会議場6【楓】
(京都府京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13)
□参加定員 : 現地20名(及びZOOM配信)
□参加費用
個人正会員: 無料※
賛助会員 : 無料※
非会員 : 10,000円
学生 : 1,000円
□申し込み :http://www.bsca.or.jp/event/?p=1478
※申込後、当日無断欠席の場合、有料となりますので、ご注意ください。(1名5,000円にて
後日参加費用を請求させて頂きます。)
講演内容
13:00~13:25 受付
13:30~13:40 趣旨説明 BSCA理事長・京都大学名誉教授 吉田治典
13:40~14:10 基調講演1 最新のBAS/BEMS/自動制御システムの動向について
松下直幹(BSCA理事、Cx企画)
14:10~14:40 基調講演2 計測データを用いた検証業務事例
~新宮市庁舎におけるエネルギーマネジメントの取り組み~ 山口麻有 (関西電力)
14:40~14:45 休憩
14:45~15:15 Cx事例1:四国電力のCxビジネスについて 天野雄一朗(CxPE・四国電力)
Cxプロジェクト受託者: 四国電力
15:15~16:05 Cx事例2:新宿高島屋既存Cx(企画・調査・対策実施フェーズ)
Cxプロジェクト受託者: 株式会社コミッショニング企画
1) CMT 藤原弘史(ミツイワ)(10分)
2) 施工者 渡邉亮祐(三機工業・設計部)(20分)
3) 発注者 岡田洋一郎(東神開発)(10分)
4) CMT 松下直幹(CxPE・Cx企画)(10分)
16:05~16:10 休憩
16:10~16:50 休質疑応答・パネルディスカッション コーディネーター:前出 吉田治典
◆―2021年度BSCAシンポジウムin中部―
建築設備コミッショニング協会(BSCA)ではコミッショニング(Cx)の標準化と普及を目的とし、数々の先導的Cx事業に携わってきました。中部では11月の関西のシンポジウムに続き「-2050年カーボンニュートラルの実現に向けた低炭素化社会を目指すにはー」と題し、従来のコミッショニングに加えてカーボンニュートラル実現に向けてのコミッショニングの重要性について考えた上で、中部を中心とした具体的なCx事例を紹介し、今後の建築設備コミッショニングの普及を目指すシンポジウムを行うこととした。
□主 催 特定非営利活動法人 建築設備コミッショニング協会(BSCA)
□協 賛 (公社)空気調和・衛生工学会中部支部 他
□開催日時 2022年1月21日(金) 13:30~17:00
□開催方法 「Zoom meeting」によるオンライン形式
□定 員 90名
□参 加 費 正会員・賛助会員 無料(※当日無断欠席の場合、有料(5,000円/人)となります)
非会員10,000 円/人、学生1,000円/人
□お申込み http://www.bsca.or.jp/event/?p=1509
講演内容
司 会 名古屋大学大学院 環境学研究科都市環境学専攻 助教 鵜飼真貴子
13:30~13:40 ご挨拶と趣旨説明 田上賢一(BSCA理事)
13:40~14:10 基調講演1:2050年カーボンニュートラルを見据えたCx適用の重要性
柳原隆司(BSCA副理事長)
14:10~14:40 基調講演2:データ駆動型エネルギーマネジメントと分析評価のリフレーミング
田中英紀(名古屋大学大学院環境学研究科)
14:40~14:50 質疑応答
14:50~15:00 -休 憩-
15:00~15:30 既設建物のCx事例紹介 中部電力熱田のCx と文書ツール活用
山羽 基(中部大学工学部建築学科)
15:30~16:15 新築建物のCx事例紹介 二つの大学建物(理系・中央熱源、文系・個別熱源)の
トータルビルCx 奥宮正哉(名古屋産業科学研究所上席研究員)
16:15~17:00 質疑応答及びパネルディスカッション
司会:山羽 基(前出) パネラー(前出講師)
2021年度 第10回CxTE 講習会WEB開催 報告
第10回CxTE講習会は10 月22 日に昨年と同様にオンライン形式で開催されました。今年度は全国から計15名の方に参加頂きました。
今年度の講習会も昨年度までと同様に、CxTE の持つべき資質と技能についての講義と必要な技術に関する演習を実施しました。
プログラムとしては午前中にCxTE-A 講習を上谷勝洋氏(BSCA理事)、田上賢一氏(BSCA理事)、三浦克弘氏(鹿島建設)が行いました。その後、昼休みを挟んで午後の最初にCxTE-A およびB に共通する全体講習を上谷氏、次にCxTE-B 講習を田上氏、山田氏(日建設計総合研究所)が行いました。
今回の受講者数は名、CxTE-AとB の両方の受講者、合計15名が受講されました。
受講者には、修了証書が後日発送される予定です。当協会ではCxTE が世の中に広く認知され、その需要が高まることを目指して、CxTEの経歴を公開する登録制度を運用しています。
昨年度までに60名の方が登録されています。登録内容はCx 業務に必要となる人的リソース情報として公開しております。
CxTE登録申請並びに登録者リストに関しては下記の協会ホームページを参照ください。
http://www.bsca.or.jp/qualification/cxte.html
今回の講習会を通じて、自らの技術がCxTE に要求される資質と技能のレベルを備えていると判断された受講修了者の皆様には、主旨を理解いただきBSCAに登録していただきたいと考えております。登録時にはBSCA への入会もご検討頂けると幸いです。
活動実績 活動予定 他
◆協会活動実績 (2021/10)
2021年度 第3回 企画・運営委員会 10月13日(水)WEB開催
2021年10月22日(金)CxTE講習会 WEB開催
2021年10月26日(火) VWVシステムの設計・調整・検証技術シンポジウム WEB開催
◆協会活動予定 (2021/11~2021/12)
2021年11月26日(金) 2021年度BSCAシンポジウムin関西
2021年11月25日(木) 第1回CxPE座談会(大阪)
2021年11月30日(火) 第2回CxPE座談会(大阪)
◆編集者より
日本国内においてのコロナ感染者数が10月1日に入り一週間平均で1,500人を下回りました。これは7か月前の2021年3月頃の水準に値します。ここにきて急激に感染者数が激減しましたが、はっきりとした原因が示されていません。ワクチン接種率が上がっただけでは理由になりません。1月が第3波、5月が第4波、8月が第5波のそれぞれピークが来ましたが、果たして今年の年末は第6波が来るのでしょうか?これを阻止するには日本国民の一人一人の自粛しかないでしょう!
◆編集長より
空調システムの性能を確認する上で、空調機器、換気機器の風量を把握することはとても重要なことだと思います。現場では送風路の断面積に平均風速を乗じて風量を算出することが多いのですが、乱流が生じていたり、風速計測ポイントが偏っていたり、器具の正確な有効開口率が不明だったりしてなかなか、正確な風量を計測することができません。コミッショニングにおいても空調換気設備の正確な風量把握は大切なポイントですので、正確な風量を把握するシステムを開発できないでしょうかね?
◆企画制作
編集者:田上(建築設備コミッショニング協会 企画運営委員)
編集長:大石(建築設備コミッショニング協会 企画運営委員)
WEB版作成:小澤(建築設備コミッショニング協会 事務局)
※本誌に掲載した著作物の著作権は、特定非営利活動法人建築設備コミッショニング協会が所有します。許可無く複写転用することをお断りいたします。
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