コミッショニングレターVol.17 No.8(8月号)
2020/08/03掲載
「京都駅ビル改修工事」 ASHRAE Web版掲載について
京都駅ビル改修工事の概要がASHRAEの関連誌「High Performing Buildings Magazine (HPB)」にて紹介されました。
京都駅ビルの歴史、概要や、改修工事におけるエネルギー削減目標、Cxを採用した改修工事計画などが報告されています。
レポートは下記の項目にまとめられており、プロジェクトの目的、熱源システムの構成、採用された省エネルギー手法、省エネルギー効果などが詳しく報告されています。
(右はHPBのHPの掲載されている京都駅ビルのアトリウムの写真です)
・プロジェクトの概要
・機器容量の適正化への挑戦
・熱源システムの比較検討
・採用された熱源システム
熱回収チラー
井水利用ヒートポンプ
太陽光温水システム
冷凍機台数制御システム(Cxチームで開発)
ポンプ搬送動力の削減(適正揚程の確保)
クラウドBEMSの採用
継続的Cx
・結果(全体で33.4%削減、熱源プラントで59.9%削減)
・費用対効果(単純回収年数5.7年)
・結び
詳細(英文)は下記をご覧ください。
令和2年度 空気調和・衛生工学会大会について
今年度の空気調和・衛生工学会の大会は、9月16日(水)~18日(金)の3日間、福井大学で開催予定でしたが、昨今のコロナ感染の影響を踏まえて、オンラインでの開催に変更となりました。
例年コミッショニングに関する発表も行われておりますので、プログラムの詳細がわかりましたらCxレターにて報告いたします。
なお、視聴には事前登録が必要です。詳細は空気調和・衛生工学会のホームページをご覧ください。
http://www.shasej.org/taikai/2020online/taikai-kaisai/taikai-kaisai.html
開催概要
実施形態 |
概 要 |
期 間 |
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学術講演・委員会中間報告・オーガナイズドセッション |
動画配信 |
講演者 |
事前に講演動画を登録 |
7/20(月)~ 8/17(月) |
視聴者 |
期間中、何度でも視聴可 |
9/9 (水)~ 9/30(水) |
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講演内容への質疑応答 |
講演動画ページのコメント欄 |
視聴者 |
講演動画ページより質問を投稿* |
9/9(水)~9/18(金) |
講演者 |
メールで通知された質問に回答を投稿* |
9/19(土)~ 9/25(金) |
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優秀講演奨励賞の推薦 |
推薦ページ |
視聴者 |
推薦ページより評価を投稿 |
9/9 (水)~ 9/30(水) |
ワークショップ |
Zoom Webinar |
講演者 |
講演、討論、質疑応答の |
① 9/16(水)14 時~17 時 |
動画配信 |
視聴者 |
WS開催後は、録画動画を配信 |
WS開催後 ~ 9/30(水) |
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公開講演会、学会賞・特別賞受賞講演、テクニカルツアー、交流会等 |
中止 |
「Cxに関心を持つ者の集い」中止のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため空気調和・衛生工学会大会(福井)の現地開催が中止となりました。(詳細は下記URLを参照ください)
空気調和・衛生工学会大会に合わせて開催を重ねてまいりました「Cxに関心のある者の集い」も、今年度は開催を中止とさせていただくこととしました。BSCA会員の方やCxに興味を持つ方と飲み、語らうことができる機会として楽しみにして頂いて方も多いと存じます。来年は2年分の盛大な「集い」にしたいと思いますので、ご期待ください。
http://www.shasej.org/taikai/2020fukui/taikai-web%20presentation/taikai-web%20presentation.htm
活動実績 活動予定 他
◆協会活動実績 (2020/07)
第2回 企画・運営委員会 7月16日(木)WEB会議
◆協会活動予定 (2020/08~2020/09)
令和2年度空気調和・衛生工学会大会(オンライン)(9月16日(水)~18日(金))
◆編集者より
今年の空気調和・衛生工学会の福井大会は、コロナ感染防止から、大会史上初めてのオンライン形式での開催となりました。従来の講演は事前に作成された動画を配信し、期間中に質疑を受け付け、ワークショップについてはZoom Webinarによるリアルタイムの双方向配信だそうです。皆さん、是非ともこの新しい取組みを体験してみてはいかがでしょうか。
◆編集長より
今年の梅雨は7月後半になっても明ける気配がありません。昨年は各地で豪雨が発生しましたし、今年も九州や西日本各地で豪雨災害が発生しています。気になるのは毎年のように異常気象による災害が発生しているのに、その根本原因と思われる地球温暖化現象が大きな話題とならないことです。持続可能な社会を築いてゆくには、「STOP温暖化」が必要と思います。私たちが少しエアコンの温度をあげて省エネを図っても微々たるものかもしれませんが、皆が行動を起こすことが大切だと思います。
◆企画制作
編集長:大石(BSCA企画運営委員)
編 集:田上(BSCA企画運営委員)
WEB版作成:小澤(BSCA事務局)
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お問合せメール:bsca_mail@bsca.or.jp(アットマークは半角に)