コミッショニングレターVol.18 No.6(6月号)

2021/06/07掲載

第17期通常総会開催報告

建築設備コミッショニング協会の第17期通常総会が下記の通り開催されました。今年度の通常総会は、昨年同様に新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大阪の本部事務局にて少人数で開催しました。なお、総会の進行状況は事前に登録された方に対してWEB配信を行いました。

また例年、総会後に開催している講演会はWEB配信にて実施いたしましたが、技術交流会は開催を見送りました。

    日 時   2021528日(金)1330~(受付13:00~)
       場 所   大阪市住之江区南港北2-1-10ATC/ITM11階 本部事務局 会議室

◆総会

17期総会は正会員213名のうち、総会出席者と委任状提出者の合計98名で定足数を満たしており適法に成立しました。その後、以下の議案の審議がなされ、すべての議案が議決されました。

議案の詳細内容はホームページ上に総会資料を掲載しておりますので、下記URLよりダウンロードしてご覧下さい。

http://www.bsca.or.jp/event/?p=1407

・第1号議案「第17期事業報告及び収支決算に関する事項」

 第17期事業についての報告と収支決算報告、ならびに監査報告がありました。

事業執行に対する収支決算報告がなされた後、適切に処理されているという監査報告があり、本議案が承認されました。

・第2号議案「第18期事業計画()及び予算()に関する事項」

18期の事業計画案が説明されました。

事業計画案の説明後、その予算についても説明がなされ、これらが承認されました。

 

◆講演会(WEB配信)

講演1

「カーボンニュートラルに向けて」                            

鈴木 晋也氏 (経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課課長補佐) 

    政府目標の「2050年のカーボンニュートラル実現」に向けた今後の取り組みについて御講演頂きました。

1.カーボンニュートラルに向けた基本的考え方

2.エネルギーミックスの進捗・見直しの状況

3.ZEBの政府目標とこれまでの取組み

4.ZEBを取り巻く状況

5.ZEBの普及に向けた課題

6.今後の方向性(予定)

   

講演2

「AIとシンギュラリティの相剋」

野部 達夫 氏(工学院大学 建築学部 建築学科 教授)

     「シンギュラリティ」とは技術的特異点(一般的にはAIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点を指す)を示す言葉との説明後、講演頂きました。

1.AIの現状認識

2.シンギュラリティとは

3.トランスヒューマニズム

4.テクノロジーの制限は可能か

5.正義と悪意

6.シンギュラリティに関する考察

活動実績 活動予定 他

◆協会活動実績 (2021/5)

The First Asia-Pacific Building Cxシンポジウム  522日(土)オンライン開催

  第17期 通常総会 528日(金)オンライン開催

 

◆協会活動予定 (2021/62021/7)

第1回 理事会(開催日:6月下旬から7月初旬に開催予定)

第1回 企画運営委員会(開催日:6月下旬から7月初旬に開催予定)

 

◆編集者より

 今年度、本協会の総会は昨年度に続き、Web形式の配信となりました。最近では、空気調和・衛生工学会の社員総会もWeb形式で配信され「決議の省略」ならびに「報告の省略」という形で総会成立となりました。コロナ感染はここの所、感染者数を見ると少し落ち着て来ていますが、変異株が次々に変異を起こし、従来型に比べてハイブリッド型と言われる、空気感染力が強くて複製が早く、あっという間にエアロゾル感染してしまうという恐ろしい変異株が確認されているとの事ですので、まだまだ予断は許さない状況と言えます。これから計画するイベントも当面は、Web中心で、Web+現地開催といった形が主流になろうかと思います。消極的にならず、新しい試みにチャレンジしてくべきかと思います。ピンチはチャンスと言われていますので。。。

 

◆編集長より

    今年度の総会も昨年度と同様にWEB配信となりました。私もWEBで参加しておりましたが、通信状況に不具合等もなく議案説明内容がきちんと把握できました。総会のWEB化には賛否両論あろうかと思いますが、遠方の方が総会会場に足を運ぶことなく参加できるのは、大きな魅力と感じました。

また、総会後の講演会は東京よりWEB配信されましたが、こちらも問題無く視聴できました。これからは「場所」という概念が希薄になってゆくのかもしれません。ただ、総会後の技術交流会(オフライン)が今年も開催されなかったことは残念です。来年はオンライン+オフラインの総会、講演会そしてオフラインの技術交流会が開催されることを願います。

 

◆企画制作

 編集長:大石(BSCA企画運営委員)

 編 集:田上(BSCA企画運営委員)

 WEB版作成:小澤(BSCA事務局)

※本誌に掲載した著作物の著作権は、特定非営利活動法人建築設備コミッショニング協会が所有します。許可無く複写転用することをお断りいたします。

お問合せメール:bsca_mail@bsca.or.jp(@を半角に)

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