コミッショニングレターVol.18 No.4(4月号)
2021/04/09掲載
第17期通常総会について
現在の新型コロナウイルス感染症拡大の状況や大規模な開催による感染拡大への影響等を鑑みて、総会は人数を制限しての大阪の事務局での開催とすることとしました。総会会場では感染防止のため出席者間の離隔の確保を行う必要あり、会場の広さの制約上、総会当日に参加できる人数には限りがあります。会員の皆様におかれましては、委任状の提出にご協力頂き、WEBでの配信をご覧頂きたくお願い申し上げます。
なお、総会資料はホームページよりダウンロード可能とする予定です。(掲載しましたら、メールでご案内致します。)
開催日程 5月28日(金) 13:30~
開催場所 大阪市住之江区南港北2-1-10ATC/ITM棟11階セミナールーム
主催 建築設備コミッショニング協会
通常総会 13:30-14:30(予定)
講演会 14:40-15:25
講 演 1 「調整中」(30分)
鈴木 晋也氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
省エネルギー課課長補佐)
講 演 2 「調整中」(30分)
野部 達夫 氏(工学院大学 建築学部 建築学科 教授)
BSCAシンポジウム開催報告
報告者 大石 晶彦(CxPE)
建築設備コミッショニング協会とIBECは「VWV及びVAV制御の省エネルギー効果に関する新たな評価方法案に関するシンポジウム」を3月18日にZOOMウェビナーを利用して開催しました。
開催日程:2021年3月18日(木) 10:00~12:30
開催場所:Zoomウェビナーを使用したオンラインシンポジウム
講演テーマと講演者は下記の通りでした。
1.講習会の主旨と研究開発の母体の紹介 IBEC 金井専務理事
2.一次エネルギー算定手法の現状 国立研究開発法人建築研究所 澤地理事
3.適合性判定及びBELS制度の紹介 一般社団法人ベターリビング 齋藤部長
4.VWV・VAVシステムに関する評価方法案 ㈱コミッショニング企画 松下氏(BSCA理事)
5.BSCAの活動紹介 吉田京都大学名誉教授(BSCA理事長)
6.質疑応答
テーマ1でシンポジウムの主旨説明があり、その後講演が行われました。
テーマ2では建築物省エネ法におけるVWVシステム評価方法の問題点と、その解決方法(Cxを利用したVWVシステムの任意評定制度)に関して概略説明がありました。
テーマ3では建築物省エネ法の改正概要と誘導措置について説明がありました。
テーマ4ではVWVシステムの評価方法の詳細について講演があり「現状の建築物省エネ法は、VWVシステムを差圧一定制御を基本として評価しているが、推定末端差圧制御に比べて安全側の評価であり、今後は建築物省エネ法の任意評定制度を利用したVWVシステム評価を可能とすべく、Cxを含めたガイドライン作成を行う予定」との説明がありました。
テーマ5ではBSCA吉田理事長よりBSCAの紹介、Cxの概要説明及びCxの必要性に関する講演がありました。
今回のシンポジウムはZOOMを使ったオンライン形式で行われましたが、講演後、視聴者より多くの質問が寄せられるような活気のあるシンポジウムでした。
以上
雑誌記事紹介
空気調和衛生工学2021年3月号75ページに海外文献の紹介記事として「冷水蓄熱タンクシステムのコミッショニング」が掲載されています。米国における冷水蓄熱システム(TES)のCx及び運転手順について詳細な説明がされています。
紹介項目は下記の通りですが、蓄熱システムとCxに興味がある方は記事を読まれてはいかがでしょうか?日本の一般的な蓄熱システム、熱源システム、自動制御システムとは少し異なる部分があり興味深い内容となっています。なお、記事の最後にTESを低コストかつ効率的に運用するためにはコミッショニングプロセスが重要と結論づけられています。
掲載項目
・イントロダクション
・建築コミッショニングプロセス
・蓄熱タンク
・冷水プラント
・建物の自動化及び制御システム(BACS)
・TESシステムの電力インセンティブプログラム
・プラントのシーケンス
① チラーモード
② 蓄熱タンク放熱モード(フルシフト)
③ 蓄熱タンクの蓄熱モード
・反省点(教訓)
・結論
以上
活動実績 活動予定 他
◆協会活動実績 (2021/3)
2020年度 第5回 企画・運営委員会 3月11日(木)オンライン開催
BSCAシンポジウム 3月18日(木)オンライン開催
◆協会活動予定 (2021/4~2021/5)
2021年度 第1回 企画・運営委員会 4月21日(木)オンライン開催
2021年度 第1回 理事会 4月20日(水)オンライン開催
第17期 通常総会 5月28日(金)オンライン開催
◆編集者、編集長より
諸般の事情により10年以上乗った愛車を手放すことになりました。ディーラーに出向き試乗車を運転したのですが、電子機器が大きく進化していることを知り驚きました。各種安全システムや大画面モニターは当たり前で、今時の車にはサイドブレーキ(フットブレーキ)も無いそうです。TVで半導体が不足し、自動車生産に支障が生じているというニュースが流れていましたが、なるほどと納得しました。我々が関与する建築においても電子化が徐々に進んでいます。あと10年もしたら、オフィスに着くなり、フリーアドレスの空席に自動的に案内してくれ、好みの空調、好みの照明がONになり、遠隔検知と顔認証で健康状態までチェックしてくれるような時代になるかもしれませんね。
◆企画制作
編集長:大石(BSCA企画運営委員)
編 集:大石(BSCA企画運営委員)
WEB版作成:小澤(BSCA事務局)
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