コミッショニングレターVol.16 No.7(7月号)

2019/07/05掲載

国際シンポジウムin京都 開催案内

国際シンポジウム「ZEB時代の建築環境性能達成プロセスとは 〜 コミッショニングを軸として 〜」を下記の通り開催いたします。

本シンポジウムでは、実際にコミッショニングを実施している専門家を海外・国内から招き、高い性能が要求される建築物について、どのようにその性能を達成したか(どのように発注者の要求を具体化し、コミッショニング計画を立案して、機能性能試験を実施したか)を解説していただき、要求された性能を確実に達成するための建築環境設計・施工プロセスの在り方について議論を行います。

 

日 時 2019年9月30日(月)11:00~18:10(受付10:30~) 

場 所 京都大学 百周年時計台記念館 国際交流第一ホール

(京都市左京区吉田本町) 

◆ 定員 

80名(先着順)

◆ 参加費

  ・国際シンポジウム

会員 25,000円(賛助会員枠は各社3名まで)

   一般 30,000円(学生は3,000円)

(お申込みフォームでお申し込み後、参加費をメールにてご請求致しますので、お振込みよろしくお願い申し上げます。ご入金確認後、領収証を発行致します。)   

  ・技術交流会

   会費 3,000円(予定)

◆ 主催 

建築設備コミッショニング協会

◆ 参加申込  

下記ホームページのよりお申込み下さい。

http://www.bsca.or.jp/event/?p=1167

コミッショニングに関心を持つ者の集い 開催案内

この集いは、コミッショニングに関心をお持ちの方々、建築設備の省エネルギーと性能検証に関心をお持ちの技術者や学生の方々にお集まりいただく懇親会です。毎年「空気調和・衛生工学会」の全国大会に合わせて開催しています。今年は大会が北海道科学大学にて行われるため「集い」を札幌市内で開催します。

どなたでも自由に参加できますので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください

◆ 日時 : 2019年年9月19日(木) 〔大会2日目〕

        18:30~20:30

◆ 場所 : 北海道料理 「こふじ」

◆ 住所 : 札幌市中央区北2条西3丁目

       バックストーンII地下1階

◆ URL : http://www.kofuji.com/index.html

◆ 会費 : 一般および会員 5,400円

       学生      2,700円

◆ 主催 : 建築設備コミッショニング協会

7月中旬頃より建築設備コミッショニング協会のHPにて受付け予定です。準備が出来次第、会員の皆様にはメールでお知らせいたしますので、少しお待ちください。

 

建築設備Cx標準報酬基準2019年版同パンフレット意見公募

経済産業省の補助事業採択の加点要素への組込みや長崎県による機能性能試験業務発注などが実施されたことにより、コミッショニングに関心を持つ建物オーナーが増加しています。しかし、一方では、コミッショニング業務の費用が未知なため発注しにくいという状況にあります。そこで、当協会では、発注者がコミッショニング業務の予算化をする上で参考となるよう、当協会としての建築設備に対するコミッショニングの標準報酬基準を作成するためのWGを立ち上げました。

今般、WGがとりまとめた「建築設備コミッショニング標準報酬基準2019年版」と同内容を解説する「パンフレット」を公開し、内容の妥当性や記載内容について多くの方々にご確認いただくことが有効と判断いたしました。

つきましては、皆様のご意見を募集いたします。詳細は当協会のホームページの会員ニュース(下記URL)でご確認ください。

 

◆ご意見を頂く文章

① 建築設備コミッショニング標準報酬基準2019年版

② 同上 パンフレット

◆ご意見を頂く方

 建築設備コミッショニング協会 会員各位

 ◆資料の入手方法並びに意見提出方法

 詳細は下記のURLをご参照の上、資料閲覧いただきまして、所定の様式にてのご回答をお願い申し上げます。

http://www.bsca.or.jp/members/news/?act=detl&id=35

注)掲載文書の①、②を開くには、パスワードが必要です。パスワードは、6月14日に、協会事務局より会員の皆様にメールにてお知らせしました。

◆提出期限

2019年7月12日(金)

 

 

 

 

自由投稿 自動車大好き老人   吉田新一

 私73歳の運転者です。週1、2回ほど運転をしていますが、まだまだ若いと思っています。しかし、最近、高速道路での逆走やアクセルとブレーキの踏み間違いなど高齢運転者の運転事故報道が多いようです。では、老人の事故件数が本当に増えているのでしょうか。

最近読んだ本で「ファクトフルネス-10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣―」があります。著者は、ハンス・オーラ・ロスリング、オーラ・ローリング、アンナ・ロスリング・ローランドという3人のスヴェーデン人です。戦争、飢餓、自然災害、テロなどのネガティブ報道はドラマチックになりがちです。その結果、悪いニュースのほうが広まりやすく、悪いことが世の中にどんどん増えているように見えてきます。これをネガティブ本能というらしいですが、多くの人が思い違いをしているようです。データを基に正しく見る習慣が必要であると言っています。このことはコミッショニングの原点にも通じることと思います。

我が国の交通事故は自動車の保有台数の増加と共に確実に増加し、最多は2004年で、95万2720件を記録しました。しかし、その後、発生件数は着実に減少。2017年は47万2069件となり、2004年と比較して50%を切るまでに至っています。安全運転制御車も増え、今後、完全自動運転が実用化され、普及していけば、さらに交通事故は減少していくものと思われます。一方、人口の少子高齢化に伴い、運転免許所有者の高齢化が進んでいるのも事実です。その結果、高齢運転者の事故件数が増えているのではなく、事故に占める高齢運転者の割合が増えているというのが現実です。75歳以上の運転者による死亡事故については、件数自体は10年間ほぼ横ばいで推移しているものの、死亡事故件数全体が減少する中、全体に対する高齢運転者の構成比は上昇傾向にあり、平成28年は全体の13.5%を占めているそうです。

ところで、私、去年、運転免許の更新を受けました。その時に高齢者教育を受けましたが、そこで改めて判ったことは、動体視力が大変下がっていることでした。まだまだ若いと思っていましたが、加齢に伴い身体機能が低下していることも確かだと思います。長時間運転をすると疲れも大きい、疲れとともに判断力も低下している筈です。

次回の更新は、75歳以上になるので、高齢者講習の前に運転適性を調べる講習予備検査(認知機能検査)も受ける必要があります。認知機能検査の成績が悪い場合は、免許を返納します。そうでない場合は、安全制御装置を備えた自動車に乗り換えようと思います。自動運転制御車なんてまだまだ心配だという人が多いのも事実です。しかし、老人でなくても、人は間違いを起こすモノです。自動運転制御車は、人の運転よりも安全だと私は思います。AI制御の完全自動制御自動車の登場も間近いでしょう。また、東京都の小池百合子知事は6月11日、アクセルとブレーキを踏み間違えた際に急発進を防ぐ装置の取り付け費用を9割程度補助する方針を表明しました。いい考えですね、制度化されたらさっそく実行します。

私が自動車に乗り込むと、自動車が「ご主人様、今朝はどちらに向かいますか?」と尋ねる。「いつもの公園まで」「はい わかりました。」そして自動車が勝手に走り出してくれる。私は新聞を読みながらコーヒーを飲んでいればよい。このような日も遠くないと思います。

 

活動実績 活動予定 他

◆協会活動予定 (2019/72019/8)

2019年度 第2回 企画・運営委員会

 726日(火)於:東京・大阪(skype利用)

 

◆編集者より

    61日に横浜市の自動運転の新交通システム「シーサイドライン」が逆走した事故で、64日からは、運転資格者を乗せて運転を再開した。この時、運転手が載っていれば安心だとの乗客の意見が多く報道された。このラインは1989年開業から30年間も全自動運転で運転してきたのです。運転資格者といっても、実際の運転を行った経験は0です。私は、もっと危険じゃないかと思いました。この原因は電車の制御線の断線が原因で、進行方向が正常に切り替わらなかったらしいが、運転手を載せればいいといった安易な考えがおかしい。実際にJRなどの他社も全自動運転システムの試験運転を行っているようだが、異常が検知された場合には、車両が停止することが原則です。空調の制御も異常時の運転制御の試験は、シーケンスチェックだけでなく、実際に異常状態を作って動作を検証するべきでしょう。

7月号編集者 S.Y

 

◆編集長より

今年も、空気調和衛生工学会の大会2日目(919日(木))に、北海道札幌市にて「コミッショニングに関心のある者の集い」を開催します。札幌での開催は2005年、2011年に続き3回目の開催となります。今回は札幌駅に近くて、北海道料理を楽しめるお店を手配しておりますので、皆様、是非ご参加ください。

 

◆企画制作

 編集長: 大石(BSCA企画運営委員)

 編集委員: 吉田(BSCA企画運営委員)

 取材協力:

 WEB版作成:小澤(BSCA事務局)

 

※本誌に掲載した著作物の著作権は、特定非営利活動法人建築設備コミッショニング協会が所有します。許可無く複写転用することをお断りいたします。

お問合せメール:bsca_mail@bsca.or.jp

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