コミッショニングレターVol.24 No.4(4月号)
2025/04/07掲載
第21期通常総会について
第21期通常総会・講演会の開催日時が決まりましたのでまずはご案内申し上げます。
会員の皆様におかれましては、ご予定頂けますと幸いです。
日時 2025年5月28日(水)14時00分 ~
場所 TKP新橋カンファレンスセンター
東京都千代田区内幸町1-3-1 幸ビルディング15F カンファレンスルームB
スケジュール(予定)
1.通常総会 14:00~14:50
2.特別講演会
講演会1 15:00~15:45
講演会2 16:00~16:45
3.技術交流会 17:00~19:00
詳細が決まり次第、ホームページにてお知らせいたします。
建物所有者向けの建築設備コミッショニングガイドライン
このたび、建築設備コミッショニング協会では、国土交通省のご支援・ご協力のもと、建物所有者の方々にコミッショニング(Cx)の有用性を理解していただき、Cxプロセスを既存建物に活用していただくための建物所有者向けの建築設備コミッショニングガイドラインを発行しました。また、ガイドラインの概要と既設建物におけるCx事例を紹介するためのシンポジウムを国土交通省との共催により、3月5日(水)に開催しました。ガイドラインならびに関連する資料は以下の通りです。シンポジウムの発表資料も含めて、当協会ホームページに掲載しておりますので、建物所有者の皆様、是非Cxについて情報ツールとしてご活用ください。(https://www.bsca.or.jp/event/?p=1972)
1_建物所有者向けの建築設備コミッショニングガイドライン
2_建物所有者向けの建築設備コミッショニングガイドラインサマリー
3_パンフレット「コミッショニング」で実現するビルの省エネ
4_解説資料(シンポジウム発表資料・本編)
5_解説資料(シンポジウム発表資料・事例編)
6_ガイドライン付録(建物所有者ニーズ調査)
シンポジウムには現地86名、ZOOM137名の計223名が参加し、活発な意見交換が実施されました。ガイドライン作成を行った既存建物の省エネルギー・省CO2推進委員会の各部会による活動実績とガイドラインの紹介を行うとともに、Cxを実施した建物所有者3名より事例発表が行われました。また、質疑応答を兼ねたパネルディスカッションも行いました。シンポジウムの概要は以下の通りです。
【開催日時】 2025年3月5日(水)
シンポジウム:14:00~17:20(受付13:30~)/交流会:17:30~19:30
【開催場所】 山上会館(東京大学本郷キャンパス内、東京都文京区本郷7-3-1)
シンポジウム:2階大会議室/交流会:1階談話ホール
【プログラム】司会:高瀬知章((株)安藤・間)
14:00-14:05 |
開会の辞 |
奥宮正哉(BSCA副理事長、名古屋大学名誉教授) |
14:05-14:10 |
ご挨拶 |
佐々木雅也(国土交通省住宅局 参事官付 建築環境推進官) |
14:10-14:15 |
趣旨説明 |
赤司泰義(BSCA副理事長、東京大学教授) |
14:15-14:45 |
既存建物の省エネルギー・省CO2対策に係る建物所有者のニーズ |
浅利直記(森ビル(株)) |
14:45-15:15 |
Cx事例調査とCxプロセス適用のポテンシャル分析 |
百田真史(東京電機大学教授) |
15:15-15:45 |
Cxガイドラインについて |
奥宮正哉(BSCA副理事長、名古屋大学名誉教授) |
15:45-16:00 |
休憩 |
|
16:00-16:15 |
Cx事例1:東急電鉄駒沢大学駅熱源空調改修工事Cx |
阿津英明(東急電鉄(株)) |
16:15-16:30 |
Cx事例2:髙島屋グループの既存Cx |
清沢知成(東神開発(株)) |
16:30-16:45 |
Cx事例3:インハウスによる大規模建物の専有部空調機の既存Cx |
北村義雄(NTTアーバンソリューションズ(株)) |
16:45-17:15 |
質疑応答・ディスカッション
|
コーディネーター:赤司泰義 パネラー:佐々木雅也、講演者6名 |
17:15-17:20 |
閉会の辞 |
高瀬知章 |


CxPE座談会2024(関西) 開催報告

報告者 CxPE大石晶彦
建築設備コミッショニング協会(BSCA)では「コミッショニングと差別化戦略:技術力を備えたメーカーの未来」をテーマとするCxPE座談会を2月28日(木)に大阪にて実施いたしました。大阪で開催する座談会は今回で3回目となりますが、コミッショニング(Cx)に関わった経験のあるメーカーの皆様、コミッショニング経験者、当協会のCxPEが参加して行われました。(右写真)
1. 参加者(敬称略)
近本智行教授(立命館大学)、辻裕伸(関西電力)、山口弘雅(関西電力)、前田龍紀(竹中工務店)
松下直幹(コミッショニング企画)、坂本英彦(立命館大学)、原瀬拓也(竹中工務店)
、大石晶彦(大林組)、高橋直樹(日建設計)、西山満(日建設計コンストラクション・マネジメント)
川重冷熱工業㈱、コベルココンプレッサ㈱、㈱ヒラカワ、木村工機㈱、アズビル㈱、因幡電機産業㈱、日本キャリア㈱、三菱電機㈱、三菱電機住環境システムズ㈱
2. 座談会の趣旨
コミッショニングでは、高い機能性、性能を有する機器の選定やエンジニアリングサポート力の高いメーカーとの連携が不可欠ですが、実際のプロジェクトでは適切な評価がされず、安価で低性能な機器が採用される事例も見られます。BSCAでは、技術力、性能に優れたメーカーが適切に評価されるべきと考えており、メーカー認証制度等の仕組みの必要性について検討し始めました。座談会ではコミッショニングを実際に経験したメーカーの皆様からのご意見や認証制度に関する要望等を伺いたいと考えています。
3.座談会の概要
座談会は下記のテーマ毎に参加者の皆様からのご意見を伺いました。
① Cxの各フェーズでご対応いただいた内容についての意見交換、感想
② Cxに参加することによるメーカーとしてのメリットについて
③ Cxへの参加やCxで要求された事柄に関する懸念事項について
④ BSCAによるメーカー認証制度及びその認証要件について
メーカーの皆様からコミッショニングを経験することにより様々な知見が得られ、今後の業務に生かせる旨の発言がありました。また、認証制度に対する期待、要望のご意見も多数頂きました。コミッショニング経験者からは、会議に関係者が一同に参加しオープンな議論をすることの重要性や、設計段階で施工者やメーカーが参画することのメリット、さらにはコミッショニングを成功させるにはメーカーの情報公開とエンジニアリングサポート能力が欠かせないとった主旨発言が複数ありました。(下の写真は座談会の様子です。)
4. 技術交流会
座談会後に技術交流会を実施し、参加者の皆様とコミッショニングに関する話題で大いに盛り上がりました。


活動実績 活動予定 他
◆協会活動実績 (2025/3)
2025年3月5日 建物所有者向けCxガイドラインに関するシンポジウム
◆協会活動予定 (2025/4~2025/5)
2025年5月8日 BSCA第1回企画運営委員会
2025年5月28日 第21期通常総会
◆編集者より
大阪では3月27日(木)に桜の開花宣言が出されました。平年並みとのことです。昨年のCxレター4月号で書いた通り、桜が開花するためには十分な冬の寒さと早春の暖かさが必要とのことですので、今年は例年通りの冬の寒さと春の暖かさだったということのようです。
下の写真は開花宣言から二日後の3月29日に淀川沿いで撮影した桜です。7分咲きぐらいかと思いますが肌寒い中、凛と咲いていました。改めて、桜の咲く日本の春は美しいと感じました。
◆企画制作
編集者:大石(建築設備コミッショニング協会 企画運営委員)
編集長:大石(建築設備コミッショニング協会 企画運営委員)
※本誌に掲載した著作物の著作権は、特定非営利活動法人建築設備コミッショニング協会が所有します。許可無く複写転用することをお断りいたします。
お問合せメール:bsca_mail@bsca.or.jp
