CxTE登録技術者詳細
◎:得意 ○:可能 空欄:不得意
資質項目 | 資質 | レベル |
計測技術 | 1) ロガーやセンサーを使って一時的な現地計測ができる。 | ○ |
2) 計測機器、測定方法が提案でき、測定予算の見積ができる。 | ◎ | |
3) 計測機器の現地設置の指導ができる。 | ◎ | |
4) 要求精度にあった機器選定、校正ができる。 | ○ | |
分析能力 | 1) 計測結果から分析ができる。 | ◎ |
2) システムとしての制御特性の把握、制御パラメータが理解できる。 | ◎ | |
3) 機器・システムの性能・能力の妥当性を判断できる。 | ◎ | |
4) システム全体の整合性および、サブシステムの健全性を判断できる。 | ◎ | |
5) BEMS・実測データから運転が正常か不具合かを判断できる。 | ◎ | |
6) 計測データの意味を理解し、可視化(グラフ化)することができる。 | ◎ | |
7) 空気調和衛生工学会「設備システムに関するエネルギー性能計測マニュアル」(SHASE-M0007-2005)程度の分析ができる。 | ○ | |
8) 空気調和衛生工学会「建築設備の性能検証過程指針」(SHASE-G0006-2004)を理解している。 | ○ | |
データ処理能力 | 1) BEMS・制御機器・ロガー装置などからデータの取出しができる。 | ○ |
2) データの単位などの間違い、値の妥当性を判断できる。 | ◎ | |
3) エクセルでデータ処理やグラフ化ができる。 | ◎ |
◎:得意 ○:可能 空欄:不得意
資質項目 | 資質 | レベル |
ツールの習熟度 | 1) ある課題に対してどのようなツールを用いるべきか判断できる。 | ○ |
2) データ整理・分析のための使いこなせるツールがある。 | ◎ | |
3) エクセルマクロが使える。 | ||
4) 熱負荷計算プログラムが使える。 | ||
5) システムシミュレーションを行う際、どの部分をモデル化すべきか判断できる。 | ○ | |
6) システムシミュレーションのアルゴリズムがある程度理解できる。 | ○ | |
7) 汎用のシミュレーションツール(LCEMなど)を使い、シミュレーションができる。 | ○ | |
8) 必要に応じてツールをカスタマイズできる。 | ||
9) システムシミュレーションモデルを作成できる。 | ||
10) C、FORTRAN、VisualBASICレベルの数値計算言語が扱える。 | ||
分析能力 | 1) 機器・システムの性能・能力の妥当性を判断できる。 | ◎ |
2) 制御特性と制御パラメータを理解できる。 | ◎ | |
3) 計測データの意味を理解し、時系列グラフ、散布図、頻度分布などが描ける。 | ||
4) 統計的なデータ分析ができる。 | ||
5) BEMS・実測データから正常運転か不具合が発生しているかを判断できる。 | ○ | |
6) 実測データとシミュレーション結果を比較・分析できる。 | ||
7) 空気調和衛生工学会「設備システムに関するエネルギー性能計測マニュアル」(SHASE-M0007-2005)程度の分析ができる。 | ○ | |
8) 空気調和衛生工学会「建築設備の性能検証過程指針」(SHASE-G0006-2004)を理解している。 | ||
データ処理能力 | 1) ツールを使って大量のデータを迅速に整理できる。 | ○ |
2) エクセル、その他ツールを使って必要なグラフを迅速に描くことができる。 | ○ | |
3) 種々のデータファイルやデータ形式の変換ができる。 | ||
4) BEMS・制御機器・ロガー装置などからデータの取出しができる。 | ||
5) BEMSの計測データの妥当性を判断できる。 | ◎ |
建物種別 | 大規模複合施設ビル |
対象設備 | 空調用熱源・空調設備 |
実施内容説明 | 大規模複合施設ビルの熱源システム改修工事の設計時のコミッショニング事業の中で、冷水搬送設備と二次側空調設備の性能検証及び省エネのための自動制御改善対策提案業務を担当した。その中で、膨大なBEMSデータの解析を行うとともに、分析補間業務としてBEMSデータ項目不足分を補うめに、現場に仮設計測センサーとロガーを設置しデータの収集を行った。その結果、年間搬送ポンプのエネルギーの約70%、コスト換算で800万円程度の省エネが可能であること、またその実現のために必要な自動制御手法の改善方法について報告書にまとめた。 |
建物種別 | 大学施設 |
対象設備 | 空調用熱源設備 |
実施内容説明 | 空調設備の省エネルギー改修を担当し、熱源システム及びその搬送システムの運転性能向上に関して運転データの分析と対策制御方法の立案業務において中心的役割を果たした。大学施設に特有である年間の大部分を占める部分負荷運転における非効率性をBEMSデータ分析業務により明らかにし、熱源台数制御、冷温水搬送ポンプ制御に関して、具体的な計装システム改善案を提示し採用された。その結果、熱源消費エネルギーの10%、熱源搬送設備の電力消費量の75%が削減され、年間コストメリットは1400万円/年となり、省エネルギー・省コストに寄与した。提案した対策の単純投資費用対効果は、1.93年であった。 |
建物種別 | 事務所ビル |
対象設備 | 個別分散型空調システム |
実施内容説明 | 更新直後の事務所ビルの個別分散型空調システムの性能検証のための現場仮設計測と分析業務を担当した。その分析結果をもとに、非効率な低負荷時の室外機運転方法の改善や室外機の高効率ポイントで出来るだけ長く運転させる具体的手法を提案し、実際に採用された。導入後の効果検証業務も担当した。1年間計測実施し、そのデータを検証したところ、室内環境を大きく損なうことなく、中間期等の低負荷時においては約30%、高負荷時も約15%のエネルギー削減効果を示した。 |