コミッショニングとは
省エネへの課題を明確にして目標を定め、その解決に向けたプロセスをマネジメントし、解決するまでビルオーナーと伴走するコンサルティングビジネスです。
既存ビルの省エネのための選択肢には様々な運用改善や改修がありますが、
ビルオーナーをはじめとする関係者の合意を得ながら、幅広い選択肢の中から必要な解決策を選定して最適に組み合わせ、企画から効果確認までのPDCAサイクルを回して、省エネを実現します。
例えばこんなお悩みを解決できます
うちの建物は適正なエネルギー消費量で稼働しているのかな?
どうやって確かめたらいいのかな?
エネルギー消費量を適正にしたいんだけど、どの程度が妥当なのかな?ビルオーナーとして何をすれば、そして誰に頼めばいいんだろう?
省エネ診断は受けたけれど、専門的で理解できないな。
誰に相談したらいいんだろう?
省エネしたいけど快適性は犠牲にしたくないなあ。
知的生産性も高まればいいのだけど。
既存建物でのコミッショニング
既存建物でのコミッショニングはいくつかのフェーズに分けて実施されます。
最初の企画フェーズでは建物所有者自身のニーズや建物・設備の課題を要件書にまとめ、その後のコミッショニング業務を建物所有者に寄り添って実施するコミッショニング事業者(CxF)を選定します。
その後はCxFが中心となって、調査フェーズ、対策効果や想定される必要コストなどにより実際に対策を実施するかどうかを決める対策実施前企画フェーズを経て、対策実施フェーズ、実施した対策による効果を検証する対策実施後検証フェーズへと進んでいきます。
既存建物のエネルギー性能を高めるための選択肢として運用改善(チューニング)、部分的な改修があり、設備耐用年数などの関係から大幅な改修を行うこともあります。
また、特に大幅な改修においてはESCO事業を活用するという選択肢もあります。そしてコミッショニングは、課題解決策としてのこれらの幅広い選択肢の中から最適な解決策を提案しますので、課題解決にお悩みの方は、安心して相談することが可能です。
建物所有者によるCxプロセスの企画
- 全体の方向性を示す発注者要件書(OPR)策定
- Cx業務全般を担うCxF選定
詳細な現地調査
- 現状の機能・性能を把握
- 課題の抽出・省エネポテンシャルの推定
- OPRのリバイス
対策を実施するかどうかを判断
- OPRをもとに、対策業務を請け負う可能性のある会社から見積を取得
- 想定される省エネによるコスト削減効果やその他の価値判断基準を考慮
実際に対策を行う
- 実際に対策を行い動作・性能の試験を行う
- 課題があれば改善
- OPRで設定した省エネ性能の確認
対策業務完了後の継続した性能検証
- 継続した性能検証と適正化のPDCAサイクル
- OPRで設定した省エネ性能の年間評価
新築建物でのコミッショニング
新築建物でのコミッショニングは要求性能(OPR)を明文化し、その要求性能の実現過程を記録文書として残し、関係者全員で共有することが重要視されています。
コミッショニング事業者が企画、設計、建設工程の各段階において、各種の図書や建設中の建築・設備に対して助言・レビュー・確認作業を行い、要求性能(OPR)の実現に向けたマネジメントを実施します。
新築建物のコミッショニングを実施すると、建設プロジェクトに係わる発注者(建物オーナー)・設計者・工事監理者・工事請負者・運転保守管理者の間で確実に情報が共有できるので、性能実現のためのそれぞれの役割や責任範囲が明確となりトラブルやクレームが減ります。そして建物の完成後は、要求性能が確実に達成される建物として引き渡され、運転・保守管理もスムーズに始められ、発注者からの信頼を得ることができます。
1. 要求性能(OPR)の明文化
- 建物オーナーと使用者の求める建物の特徴と機能、室内環境ならびに省エネルギー、省CO2などに関する発注者要件書(OPR)を作成すること。
2. 各フェーズへの助言と確認
- 要求性能を実現するために、企画・設計・施工・引渡の各フェーズを通して関係者に対して助言と確認を行うこと。
3. 機能性能試験の実施・要求性能の達成を確認
- 引渡時には、機能性能試験を実施し、要求性能が達成されていることを検証すること。
4. 運転マニュアル整備とオペレーターの教育訓練
- 運用段階でもその要求性能が継続されるように、運転マニュアルを整備し、オペレーターの教育訓練を実施すること。

